熱に強いシリコーンゴム

シリコーンゴムの代表的な特性のひとつが、「優れた耐熱性」です。

一般的な天然ゴムや合成ゴムの耐熱温度はおおよそ100〜150℃が限界とされていますが、シリコーンゴムは200℃の高温下でも物性を安定的に保持することができます。そのため、高温環境での長期使用にも耐えることができ、他のゴム材料では代替が難しい用途にも数多く採用されています。

キッチン周辺・食品用途での利用

例えば、調理器具のハンドルカバー、オーブンミット、蒸気を扱うシリコーン蓋、電子レンジ対応容器のパッキンなど、日常生活で高温にさらされるキッチン周辺製品にも数多く使用されています。高温でも柔軟性と寸法安定性を失わないため、**「扱いやすさ」かつ「安全性」**を兼ね備えた素材として評価されています。

産業用途にも拡がる採用実績

この耐熱特性を活かし、シリコーンゴムは以下のような産業用途にも広く使用されています:

  • 電子機器内部の断熱部材(基板周辺の緩衝材や耐熱緩衝パッド)
  • 加熱装置内のシール材や断熱カバー

これらは、耐熱性と同時に電気絶縁性や耐候性、非粘着性も求められるため、シリコーンゴムの複合的な特性が非常に有効に活用されています。