CR(クロロプレンゴム)

CR(クロロプレンゴム)は機械的強度に優れた合成ゴムでその歴史は天然ゴムの耐油性を改良するために開発された経緯があるようです(デュポン社サイトより)。

CRは、機械的強度・耐候性・耐薬品性・耐熱性・耐寒性・耐油性に優れており、非常にバランスのとれたゴムです。また、難燃性があり・ガス透過率が小さく・接着力(ゴム糊にしたときの)が強いなど数々の特徴をもっています。

ネオプレンという商品名が非常に有名でお客様の中では材料指定で「ネオプレン」と記載されているケースもありますが、確認しますとCRゴム=ネオプレンゴムとの認識も多いようです。CRはデュポン社のネオプレン以外にも東ソーさんや昭和電工さんも提供しておりますのでご検討ください。

CR(クロロプレンゴム)の長所

機械的強度が優れている。
反発弾性が優れている。
耐候性が優れている。
耐老化性が優れている。
耐熱性が優れている。
耐寒性が優れている。
耐油性が優れている。

CR(クロロプレンゴム)の短所

耐水性に劣る。
電気絶縁性に劣る。

CR(クロロプレンゴム)の主な用途/製品

O-リング。
グロメット。
コンベヤベルト。
ロール。
ライジングベルト。
ウェットスーツ。
電線被膜。

CR(クロロプレンゴム)の燃焼試験

CR(クロロプレンゴム)の燃焼試験動画です。
CRは自己消化性があり簡単には炎がつかないのがわかります。また炎がついても煙はほとんどでず、CR特有の刺激臭が特徴です。

CR(クロロプレンゴム)の簡易引張試験

CR(クロロプレンゴム) HS40 丸紐Φ1.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は0.650kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS40 丸紐Φ2.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は3.010kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS50 丸紐Φ1.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は1.400kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS50 丸紐Φ2.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は3.880kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS60 丸紐Φ1.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は1.070kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS60 丸紐Φ2.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は3.910kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS70 丸紐Φ1.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は1.260kgでした。

CR(クロロプレンゴム) HS70 丸紐Φ2.0 簡易引張試験です。破壊時の引張荷重は2.770kgでした。

CR(クロロプレンゴム)の主要素材メーカー