
ウレタンゴム
ウレタンゴムの最大の特徴は摩耗性が良いところでローラー部品など摩耗が激しい部品などに利用される材質です。
ウレタンゴムは大別すると「エステル系ウレタンゴム」と「エーテル系ウレタンゴム」の2つに分けることができます。この2種類の違いですが一番に素材選定のうえで重要なのは耐水性になります。
エステル系ウレタンゴムは加水分解するため耐水性は劣ります。ただし、エーテル系よりも強い機械的強度を有しますので、水がかからず湿度も高湿度にならず強度が必要な場合はエステル系を選定し、水もしくは高湿度が予想される場合は加水分解が起こらないエーテル系ウレタンゴムを選定してください。
長所
- 耐摩耗性に優れている。
- 機械的強度が優れている。
- 耐老化性が優れている。
- 耐オゾン性が優れている。
短所
- エステル系は加水分解する。
主な用途/製品
- 自動車部品
- バンパー
- 電化製品
- 土木建築部材
- 緩衝材
U(ウレタンゴム)の燃焼試験
U(ウレタンゴム)の燃焼試験
U(ウレタンゴム)の燃焼試験動画です。
ウレタンゴムは簡単に炎がつきますが、煙はほとんど発生せず匂いも少ないです。ただし完全に燃焼するまでに時間をようするのも特徴です。